【どうしてもみの木なのですか?】
どうして、もみの木がいいのですか?
という質問を受けます。
木はたくさんありますが、
それぞれ木の持つ特性があります。
「杉でもよくないですか?」
内装に使う材料に何も求めなければそれでいいです。
無垢であればいいとか・・・。
けれども、調湿する木材を求めるとなると、別です。
木は調湿するとお考えだと思いますが、
材料の取り方と乾燥のさせ方で全く変わって来ます。
調湿をさせたいのなら「柾目」でないと無理ですね。
しかも天然乾燥材です。
人工乾燥材は細胞が壊れていて、水を貯める事が出来なくなっています。
木の化石みたいなものです。
(構造材で使われるには適していますが、これも乾燥温度と乾燥時間にもよります。
含水率にも注意です。)
そう考えて行くとなかなか内装材に適している材料がない訳です。
住宅用の木材で天然乾燥材はごくわずかなものしかない。
しかも柾目取りの板なんて高価すぎて使えません。
杉の柾目の床材なんて坪あたり20万円~30万円はしますね。
すぐに床材だけで500万円以上になってしまいます。
そう考えるともみは割安です。
調湿に消臭に空気の浄化までしてくれます。
私も最初は疑っていました。
でも、気になって、気になって・・・
鹿児島に行きました。 宮崎にも行きました。
自然乾燥の作業をしてらっしゃる場所も見せていただきました。
住まわれている家も訪問させていただき、
これは素晴らしいと思いました。
だから、自宅をもみの木の内装材を使ってフルリフォームしました。
「ほんとかなあ?」 と、
疑いつつも、理解を示そうとしてくれた家族は、
もみの木の家に住んだらすぐに、感動の連続でした。
みんな、床に直接寝転がって、
気分よく癒されています。
気持ちいいからです。
きつい匂いもしないし、
梅雨でもサラサラなので、いつも心地いいのです。
私が住んで感じていますので、
自信をもってお勧めできます。
「ここの床はなぜこの材料だったのですか??」
その質問がその会社の方針が良く分かる魔法の質問です。
こだわっていないところは答えられません。
こだわると家は見事に変わっていきます。
なぜ、もみの木なのですか?
住まう人の事を考えての選択です。(^^)
乾杯(^^)