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2015年10月11日

【職人さん】

 

写真 2015-10-07 16 09 54_R

機械だけでは家は建たない。

毎日きれいな道を歩けるのも
おいしい野菜が食べれるのも
おいしいお米が食べれるのも
私たちが設計した家が建つのも
ビルが建つのも
ぜーんぶその道の職人さんがドロドロになって一生懸命造ってくれるから。

だから、感謝の気持ちで大切にしたい。

各分野で腕のいい職人さんが
減ってきていますが、
どの業界でも、危機感がある分まだまし。
なんとかしようとする試みが見られます。

木造建築でも、次世代の大工さんを育てる会社が
増えてきました。

私が建築業界に入ったころは、
まだ、大工さんが看板板(建物の構造伏せ図)を書いて
木材に墨付けして加工していました。

ハウスメーカーができてきた頃は、
まだプレカットなどなかったので、
初期の頃、私たちが伏せ図を書いてお渡しした記憶もあります。
忙しい時期は夜中に書いていたほどです。

大きな松丸太を加工する大工さんを、
すごいなあ・・・と思ってよく仕事を覗き見してました。

棟上げ前には、大勢で加工された木材をダンプに乗せて
現地まで運んでいました。

阪神淡路大震災を機会に、
弊社もオールプレカット(工場加工)に
変換しました。
あまりの仕事量だったので、
加工が間に合わなかったのです。
とても大変な経験でした。
現場の職人さんはもっと大変でした。

人が墨付けするよりも精密な加工なので、
現場での誤差が無くなりました。
カンナくずもなくなりました。(ちょっと寂しい)
現場もきれいになりました。
が、
墨付けして加工できる大工さんも減っていきました。

私の父は大工の棟梁で、
常に、お弟子さんを3人ぐらいは預かり、
一人前の大工に育てていました。
一人前の大工さんに育っていったら、
また次のお弟子さんを預かっていました。
その繰り返しでした。
徳島から大工修行に来ていた方がほとんどです。

父は厳しかったですが、
みんな腕のいい大工に育っていったようです。
今でもはがきを送ってくださる方もいらっしゃいます。

幼い頃、
柱にカンナをかける父の仕事を見るのが好きでした。
きれいにスライスされたカンナくずを
両手いっぱいひろげてつかみ、
わっさわっさと中に舞い上げながら遊んでいました。
いい香りを楽しんでいたのが懐かしい。
檜の香りと、きれいな薄ピンク色が大好きでした。

新築の棟上げまでは、
工場での加工が主流の現在。

設備機器の入れ替えなどは
少し勉強すればどのリフォーム会社もできますが、
ちょっとした増築や、梁補強やさまざまな木材の加工は
熟練した大工さんでないと任せられません。
現場監督も良く分かってないと納まりが悪くなります。

小さな工務店がどんどん減っていっている現在、
次世代に繋ぐべく、
地元で踏ん張るのが私の役割かなと、思ってます。
大工さんや建築に携わる職人さんたちと共に・・・。

書いているうち、
昔の懐かしい光景が目に浮かび
長いブログになってしまいました。(・・)

 

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