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2015年1月30日

【伝統技術の継承】

 

墨壺1418351363942

先日、新潟に研修に行った時、
空港で墨壺を見つけました。

「懐かし~!」

私が仕事を始めた時は、
大工さんが、看板板(大工さんが作る床や小屋の軸組みの伏図)を描いて
墨壺を使って木材に墨出ししてました。

私も、最初のころは基礎の墨出し等に使っていたので、
父に墨壺の使い方を教え込まれたものです。

大工さんに 「最近、昔の墨壺使う?」と聞くと、
使わないと言って、プラスチックで便利な墨壺なるものを見せてくれました。
墨刺し(墨を付けて木材等に印を付けたり、文字を書く、竹でできたもの)も使わないそうな。

すべてが便利で、精密にはなったけれども、味気ないな・・・と、思ってしまいます。

さて、
そのようなことで、最近は墨壺を創る技術を伝承するため、
墨壺を生け花に利用する方法を提案して販売したところ、
中高年の方に人気があるそうです。
「懐かし~」と、思うのは私だけではないようですね。

墨壺の周りには、丁寧な彫刻がされています。
木で造られたものはなんて懐かしくて、心が安らぐのでしょう。

日本の伝統文化と技術の継承は
新しい発想と、努力によって支えられているのですね。

私共も今の大工さんのすばらしい技術を次世代に伝えていく努力が必要だと痛感致します。

 

丸野工務店 社長ブログ